【1月1日元旦】
いい天気、寒くはありませんが、お正月くらいは中で作業する事にしました。
東京担当・村山です。
一旦、センターから外に出して、おが屑などをブロアーで吹き飛ばしてから刷毛で払います。
もう一度センターの中に戻して、簡易シャッターを50cmほど上げた状態で換気扇を回します。これで準備はOK。
お正月なので書初めよろしく、筆ならぬ刷毛をもってFRP作業の内側を開始します!
和紙ならぬガラスマットを用紙しました。ガラス繊維が編まれているクロスと違い、短い繊維を束をマット状に固めたもの。
引き裂き強度はクロスより劣るが、多くの樹脂を含んで厚みを出しことが容易らしい。
椅子や靴底、荷物との接触が多い内側は、岩などに接触しても浸水を防ぐクロスより、マットの方が向いてる?ような気がしました。
確信はありませんが、先ずはトライする事にしました。さすがに名栗カヌー工房さんもお正月はお休みなので相談しておりせん。
船底部分に1m四方のマットを1枚敷いて、200ccほどポリエステル樹脂を塗ってみる事にしました。
タップリと樹脂を含ませ、先ずは一刷け・・・?? まったく手応えがない。
続けて二刷け、三刷け・・・、クロスを違って透明になる事無く、ガラス繊維が刷けで毛羽立ってきました。カップに残った樹脂をドバッと振り掛けても、ずぶ濡れのノラ猫の如く・・・
「刷毛塗りに向いてないのか?直ぐにローラーを買ってきて塗り直すべきなのか?」
・・・3秒ほど悩んで、ガラスマットを取除きました。ガラスクロスは未だ十分残っているし、樹脂が固まってしまえば、船底がずぶ濡れのノラ猫状態になってしまいます。
それではマニュアル通りに作業のやり直し、書初めよろしくガラスクロスを船底に伸ばし、文鎮よろしく仮釘で船べりにクロスを固定します。内側ガラスクロス準備
もう一度200ccの樹脂を準備して刷毛塗り開始!一刷け塗るごとに綺麗な木目が飴色になって浮き出てきました。今度は成功_内側にもFRPガラスクロス
因みに写真の左側に見えるオネショの跡に似た半円の染みは、マットで失敗した痕跡です。
続けてもう1枚 ガラスクロスを貼って、船首・船尾を残して元旦書初め作業終了です。
明日は神藤部長のお宅で新年会、久々の休工日です。