1/4(月)デッキ作成に着手!

東京担当・村山です。

1月4日(月)11:00~16:00

 さてさて、本格的にデッキ作成に着手します。

 先ずはマストを支える部分から。雑誌の「月刊Kazi1月号」の記事で「セーリングカッターで無人島計画」なる記事も参考にしました。カッターボート(手漕ぎ船)にマストを立てるのですが、漕ぎ手が座る為の「座板」に丸い穴を空けて塩ビ製のパイプを利用してました。

 これは使えるアイディアなので頂戴する事にします。12mm厚の杉の1枚板を購入しました。

 更に強度を保つ為12mm厚コンパネを利用します。マスト位置のバウから50cm後はモールド(船体の型)1番の位置です。このモールドをなぞってコンパネに赤エンピツで線を引いて、ジグソーで切り出しました。

時刻は16時となり、本日の作業は終了です。

 次回の注意点や準備について…モールドは利用価値がありそうです。バル部分以外もサイドデッキを張る為の支柱として利用する事にします。

 実はデッキの内側の塗装をどうやって行うか考えてましたが、ハルに接着させずにデッキをストラププランキングで成形してから、モールドの支柱ごと一旦外し内側をFRP加工~もう一度ハルに被せて接着すれば、或いはデッキを前、右舷、左舷と3分割するとか。もうちょっと考えてみることにします。

12/26(土)・27(日)ハル内側のFRP加工を完了

東京担当・村山です。

12月26日(土)・27日(日)

 さてさて、本日でハル内側のFRP加工を完了させます。マストとセンターボード部分は4重、船底部分は3重、側部は2重にガラスクロスを掛けました。

 特に側部はガラスクロスを掛ける角度が垂直を超える部分があって、左右に傾けながらFRP加工を進めました。

 ハル内側の側面は、大部分がデッキに隠れた気密室の内側とする予定です。その為に防水できれば、強度は然程に必要ありません。

 デッキのイメージはこんな感じです。

 わかり難いイメージ写真ですが、ディンギーの操船は左右のデッキに腰かけて、時には船体の外側まで体を預けて風力とのバランスを取る必要があります。

 左右のデッキから船底にかけて斜めの傾斜でデッキを閉じて機密室とします。船内の傾斜が斜めになっていれば、沈してから船体を起こす時に、水が流れ出やすくなる様に設計します。

 本日はここまで。

12/19(土)、20(日)いよいよ船体の内側に着工!

東京担当・村山です!

12月19日(土)10:00~12:00

 さてさて、いよいよハル(船体)内側に着工致します、先立ってはハルを低くカットする事にしました。

 ラダー(舵)を操るティラー(操船する棒)の位置を基準として高さを決めます。

 養生テープを貼り付けて、ネットオークションで入手した中古品のラダーで高さを確認、喫水線が何処になるか不明ですが、カナディアンカヌーに乗ってみると意外と沈まない物だとの経験から「こんなもんでしょ」と言う位置を決めました。

 続いてカット、カットラインは直線にしたので、丸ノコで一気に切り取りします。

 瞬殺で切り取り完了しました。未だ数回しか使用してませんが凶暴さを感じる迄のパワー!怪我しないよう特に注意が必要な工具の一つです。

12月20日(日)11:00~15:00

 さて、ハル内側のFRP加工を始めます。先ずはセンターボード(横流れを防ぐ為、船底の切り目から海中へ伸ばす翼)を取り付ける中央部分に1枚目のガラスクロスを掛けて、ポリエステル樹脂を塗布します。

 

 次にマストを立てる位置を確認、バウ(船首)から50cm後の位置です。

 随分と前よりに思えますが調達済みのセール(ヤマハミニホッパー用)のフット(底辺の長さ)が2m25cmあり、全長2m77cmのぽっちゃりディンギー号ではこの位置となります。

 続いて前後に縦断させて2枚目のガラスクロスを掛けて、ポリエステル樹脂を塗布します。

 乾くのを待つ為、このまま保管小屋へ格納して本日の作業は終了です。

12/13(日)ぽっちゃりディンギー号の船底のFRP作業完了

12/13(日)東京担当・村山です。

 今日は穏やかな日差しで正午頃から湿度50%以下となる見込みです。

 船底のFRP作業を今日で終わらせる為、AM中より作業を開始します。

 先ずは船底後寄りと船尾板の接合部を強化する為にガラスクロスを掛けました。

 ポリエステル樹脂を塗布した後は、湿度が下がる時間になるのを待ちます。

 この間に腹ごしらえ、昼食をとる為に最近のお気に入り「うどん康」へやって参りました。

 キノコつけ汁うどん 600円。毎回50円引き券をもらえるので 550円でつるつるシコシコ美味なるうどんを賞味しました。(写真②)

 さて、センターに戻ってくるとFRPは粗々硬化しております。続けて船尾板を全面覆って、接合部を補強する為にクロスを掛け、ポリエステル樹脂を塗布。

 ラダーを取り付ける船尾板の中心部を更に補強して14時過ぎとなりました。本日の作業は終了です。

 次回は船体をひっくり返して船体内側の加工に着手します。

 ガンネル(船縁)を貼る高さ、ラインを決めて船体は低めにカットする予定です。

 工具は丸ノコ、ジグソーのどちらが良いのか?試しに端っこを切ってから決めましょう。

12/6(日)ヒップライン矯正完了。

12/6(日)東京担当・村山です。

 今週末は雨が降って、漸く12/6の正午過ぎに湿度50%を切る状態となりました。

 それではFRP作業を再開します。前回のガラスクロステープは綺麗に硬化してます、船首から船尾にかけて船底を強化する為に長めにガラスクロスを掛けます。

 タップリとポリエステル樹脂を塗布して硬化を待ちます、前回の経験から日が当たる場所で硬化を促します。

 漸く硬化したのが15時過ぎ、この時間を過ぎると気温低下と湿度上昇が始まりますので、夜露を避けて本日の作業は終了です。

 次回は船尾板にもFRP加工を行って船体外側の作業を完成させます。

 次々週からは船体をひっくり返して船体内側の加工に着手!ディンギーなので気密室も作ります。

 マストマウント、センターボード用の船底切込み、機密室とデッキ、一体どこから手を付けるべきなのか?

 そーだ、先ずは内側のFRP加工を行って、ガンネル(船縁)を貼ってしまおう!

 船体は低めにカットしてデッキを広めに取れるよう、先ずは型を決めてしまう為にもガンネルに着手だ。

 一気にディンギーぽくなる事、間違え無し。乞うご期待!

11/28(月)ついに理想のヒップラインへ。

11/28(土) 東京担当・村山です。 

 今日もそこそこ強い風が吹いております。前回の漂流拿捕事件の反省から、ブロック係留して作業を開始します。

 エポキシ接着剤を船体のU字と、船尾の板にタップリと塗布、係留ブロックにゴムバンドを引っ掛けてテンションを与えながら硬化を待ちます。

 硬化を待ってから船体と船尾板のバリをグラインダーで削りました。「おお~、やっと理想のヒップライン」

 接着面を強化する為、50mm幅のガラスクロステープを被せます。

 ここへFRP用のポリエステル樹脂を塗って硬化を待ちました、、、が、既に日が傾いた15時過ぎ、気温低下と共に湿度が上昇して、待てど暮らせど硬化しません。

 すっかり日が暮れて濡れたポリエステル樹脂のままで保管小屋へ収納致しました。。

11/21(土)~23(月) 鉋でシコシコと研ぎあげ

11/21(土)~23(月)

 さて、前回接着した3枚/重ねの杉板のエポキシ接着剤が硬化しており、ここからは船尾を接着する為に平面に仕上げます。

 グラインダーで粗削りしてから、U字型の面が船尾板にピッタリとくっ付く様、鉋でシコシコと研ぎあげて行きます。

 これが重労働で、数時間削り続けて漸く仕上がりました。

 ところで今日はやたらと強風が吹きまくってます。船尾を背着するエポキシ接着剤の買い出しに行っている間、強風に煽られた船体が場内で勝手に漂流しました。根岸センター長に拿捕されブロックで係留されました。

小職も鉋かけで体力を消耗しきって作業終了!

10/30~11/8 ぽっちゃりディンギー号のヒップライン矯正

 東京担当・村山です。
 さて、前回まで切り出しした船尾用の板材の「切り抜いた外側」を矯正ギブスとして利用して、ヒップライン矯正に取り掛かりました。

 同時に「船尾用の板材」を貼り付ける為に、6mm厚の杉板3枚を内側に貼り付ける事にしました。
 曲木細工的な工法で「杉板を水に漬ける」~「熱して柔らかくする」~「手でグニャッと曲げる」~「型が付くまでクランプで固定する」まで行って、エポキシ樹脂で接着します。
 道具は長い杉板を水に漬ける為、買い置きしてある「マスト用アルミ丸パイプ」、加熱用にアイロン、クランプを沢山。無い道具は加熱用のアイロンですが、リサイクルショップで1,100円(税込)で調達しました。
 後はマスト用アルミ丸パイプに杉板3枚を押し込んで、蓋で閉じてから反対側から水を注入。


以上で準備は完了です。

 とりあえず、1枚目を貼り付けて、FRP作業を並行して行います。
 先ずはガラスクロス1枚目、船体の中央部分を補強します。
 この場所は「マスト」を立てたり、水中では横流れを防ぐ「センターボード」を取り付けたり、とにかく荷重を受ける場所です。

 続いて船首、右舷と左舷、それぞれ交互に船首を覆うようにガラスクロスを掛けて、ポリエステル樹脂を刷毛塗して行きます。

 

 船首が終わったら、またセンターボード付近、船尾と繰り返して3重にしました。


 後は船首からセンターボードまで、波切を良くして強度を上げる為の「アウトステム」を貼り付けします。
  こればカナディアンカヌーでも行いましたが、ぽっちゃりディンギー号では「バウスプリット」(船首から前方へ伸びている棒)のホールド役としても必要なパーツ、バウスプリットは脱着が可能な構造にするつもりです。

 さて、並行作業のヒップライン矯正に戻りましょう。
 杉板の2枚目、3枚目をアイロンで熱して手曲げしました。
 3枚重ねて「型が付くまでクランプで固定する」しました。


 次回は船尾の接着~船尾FRP加工を行います。
 同時に「ドレンボルト」(水抜詮)の取り付けの準備として、船内の水が流れ易い傾斜に接着した3枚重ねの杉板を削って傾斜を付けておきます。
そーだ、セルフベーラー(帆走しながら自動で排水できる装置)も付けようかなぁ。

10/24(土)船尾の調整作業へ!

10月24日(土)東京担当、村山です。
 前回気になっていた船尾の歪みを修正する為、先ずは現在の大きさと形を紙に写し取りました。


 それを綺麗な曲線で左右対称に仕上げます。関東第1メールセンターの文房具引き出しを開けてみると、4年前に購入した曲線定規が残ってました。この定規を使って2つに折った型紙に、船体から写し取った型に合わせ、滑らかな曲線を書き直します。


 2つ折りのままで曲線に沿って切り抜き~開くと左右対称の型紙が出来上がり。これを購入してきた松集成材に写し取ります。
集成材は安価で歪みや反りが無いし、ラダーを取り付けるので強度も必要、丈夫な集成材が丁度良さそうです。


 先ずは余分な箇所を切り落とします。と言うよりは新兵器の「丸ノコ」の試し切りを兼ねてます。あっと言う間に切断出来ました。


  続いてジグソーで切り抜き、適当な箇所にドリルで穴を空けておきました。


 こちらもスンナリと切り抜き完了、切り抜いた外側の板は、船体を矯正する為の治具として使用します。付いていた船尾の板も取り外しました。外してみると更に歪みが強くなって見えます。

  船尾の矯正も兼ねて、船体外部のFRPを行う為にモールド(船体の型)の2番と5番を取り付けて、船体を逆様に被せます。


 あちこちに気泡があって、ガラスクロスが浮き上がった箇所があります。グラインダーで削って平滑にしました。
 使用しているグラインダーは100mmタイプで、ローターカバーを外して紙やすりローターディスク125mmを取り付けています。2回ほどローター手に触れて、手袋に切れ目が付きました。
 危ないので125mm用のローターカバーを購入する事にしました。ホームセンターには在庫がなく、Netで注文しました。本体が729円で送料が880円、送料の方が高くつくんだ。まっ、安全の為には致し方無しでしょう。
削っている内に船首部分が薄くなって、1mm無い箇所も出てきました。船首にはアウトステムを貼り付けて、波切りを良くして強度もUPさせる狙いです。


 次週はいよいよFRP作業着手予定、好天を願う!

10/11(日)台風接近予報にも負けず作業進行中!

 東京担当・村山です。

 今週末は台風が接近、土曜日の作業は絶望的ですが日曜日なら台風一過で晴れているかもしれません。
 そんな期待を込めて早く荷物が到着する様、先週末のうちにアルミ丸パイプとFRP資材一式をNet注文しておきました。


〈10月7(水)〉  

 根岸センター長より「クロスとFRPは届いたけど、パイプは来てませんよ」との電話を浜松町で受ける。おかしいなぁ、Net上では配達完了になってるけど・・・あれ?請求先とお届け先が逆になってる・・・ 帰宅すると玄関から廊下まで4mのパイプが横たわっておりました、トホホ。

〈10月11日(日)〉              

台風一過となりましたが、快晴とまでは行かず。夕方から雨が降り出す予報なので早めに関東第1メールセンターへやって来ました。
 昨日の降雨のため、保管小屋とーマーチン号の廻りには金木犀のオレンジ色の花びらが降り積もってます。

 

 先ずは自宅に届いてしまった4mのアルミ丸パイプを取りに、センターのバネットで戻ります。
ベランダの物干し台から引きずり下ろしました。

 

 さて、艤装に着手しましょう。
  先ずはぽっちゃりディンギー号のぽっちゃり具合を測定、ウエストサイズを測ります。


2m94cm ガンネルを貼るには3mの薄板材が必要ですが、入手が難しいので2mの薄板材を継ぎ足して使用する事にしました。
・幅40mm×厚み7mm×長さ2m 9枚購入、3枚重ねて21mm厚とします。
・更にその外側には木目調の樹脂製モール 幅70mm程度の物を貼り付け、幅のはみ出しを「波返し」にします。

 ぽっちゃりディンギー号に試着してみると、おやぁ?左右対称になってません。
 右舷側(写真はひっくり返っているので左側)に歪な「くぼみ」を発見、、、むむぅ~気になるなぁ。


 削ってみたけど補修できるレベルでは無さそう。ここはやり直して綺麗に成形しましょうか。

 それから、ガラスクロスなど準備も出来たのでFRPもやり直しましょう。
 まっ、天気次第ですが。(湿度50%の場合は、船尾の成形、デッキの成形の為、ジグソーで切る抜きを行います。)

 引き続き製作は続きます。。。