9/27(日)本日より着工開始!

9/27(日) 天気:曇りのち晴れ   作業時間:10:00~15:00

東京担当・村山です。

 さて、肝心のヨット船体ですが型を外した以外に未だ何も触っておりませんでした。

 本日より着工致します。

 と、前置きしながらも、保管小屋内の整理を少々。

 ウィンチで吊り上げた高さから、あと10㎝高くしたい!端材の木材3点(全320円也)を買ってきました。

一番長い角材を真っ二つに切ると高さ15㎝、これらをインパクトドライバーでネジ止めして出来上がり。保管小屋のコンクリートブロックとアルミパネルの間に差込んでカヌーを持ち上げました。

 

 さてさて、ついに「ぽっちゃりティンギー号」着工します。

 先ずは内側のサンディングから開始!カナディアンカヌーでも使った「ラバーパット」をディスクグラインダーに装着~丸形紙やすりのディスクを取り付けてサンディングします。

 作業開始から5分もたたずディスクが目詰まりしました。

原因は溢れた木工ボンド、カナディアンカヌーでも手を焼いたアイツです。

ニッパーやら、彫刻刀やらでチマチマとボンドの塊を取り除きながらグラインダーで削っていきます。

地味な作業でヘトヘト、削った量はこれだけです。

  台風シーズンとなりましたので、ロープで保管小屋をくくり付けて本日の作業終了です。

「ぽっちゃりティンギー号」は船体の強度UPが必要です。風と波の抵抗を、推進力に変える強固な足腰を備える必要があります。

 オークションで入手したヤマハシーマーチンSの船体を眺めて気づいた事があり調べみました。船体のヘリが2㎝程下側へ迫り出しおり、これには「波返し」の機能がある様です。 カヌーには無かった構造で、ガンネル貼り作業で「波返し」を取り入れながら、分厚くして構造強化も図る事とします。

9/26(土)ネットオークションでヨットを落札!?

9月26日(土)10:00AM 弱い霧雨のなか、関東第1MCへ一人やって参りました。東京担当・村山です。

さて、実は先週9/15 Netオークションでヨットを落札しました。以下、先週まで遡ってその経緯を少々。  

日時:2020年9月15日17:54 大嶋社長よりmail返信メールを受け取る。
■件名:Re:Netオークション調達:ヨット制作計画
社長です。了解しました。頑張って完成させよう!

えー、一体何をご了解いただいたかと言いますと・・・下記はその往信メールです。

■Netオークション調達:ヨット制作計画
お疲れ様です、村山です。
ヨットは大阪より転送後、新設した保管小屋へ収納しました。
今週末より本体着工致します。そこで、ネットオークション(ヤクオフ!)に調達したいパーツ等が出品されており、こちらの入札、購入を許可願いたく。 ①ヤマハ シーマーチンS(欠品なし)
・マスト、セール…流用してウッドティンギーを帆走させます。
・取扱説明書…制作に重要な参考資料です。
・ティンギーランチャー(FACTORYZERO社製)…実際に帆走させる時、出艇用に必要です。
・船体…展示用に大阪へ返送後、関東1MC保管小屋へ収納、AD:東京ヨット倶楽部 主艇として使用。 

色々と許可をいただいた、社長には感謝です!!

■9月19日(土) 
 オークション落札~千葉の東金市から引き取りして参りました。写真①

 3本繋ぎマストのマストを組み立ててみたら想像以上の高さ、5mはあるでしょうか。 またブーム(マストの下側を支える横向きのポールです)は2.4m.ぽっちゃりティンギー号の全長と同じです。

  正直、デカ過ぎて流用は難しいかな? 3分割のマストの2本だけ継いだら調度いいかも知れません。
取り合えずこの日は保管小屋の対面 水道の脇に収納する事に。
保護用のUVシートで包みました。
 

■さて、霧雨のふる9月26日(土)です。
 センターの軒先下でセイルを広げてみました。
 メインセイル、ジブセイル 「スリープ・リグ」と呼ばれる2枚のセイルを持つタイプです。
 このタイプが一番カッコ良くてAD:DAISENのロゴを彷彿させます。 メインセイルの高さは4.7m、前後長はジブ+メインで3.9m、ヤマハ シーマーチンSの全長と同じでした。
 
 バウスプリット(帆船の船首から前方へ伸びている棒)を付けて全長3mに伸ばしたとしても、もう少し小さいセイルが必要です。 既成サイズで量産されているセイルを探す事とします。  

■シーマーチン 補修 リベットの打ち直し
 営業車のカートップで搬送した時、固定するロープの掛け方が悪くて金具が取れかけてます。
 これを直すために専用工具「リベッター」とリベット鋲を購入しました。 取れかけた金具をドリルを使って取り除き~新しいリベット鋲を工具で打ち込みます。
 
 「バチン!」と音を立てて「シャフト」が切り取られ、「フランジ」と呼ばれる部分が内側で塑性変形して抜け止めします。
 
 綺麗に仕上がりました。ん?!これがあればマスト自作出来るんじゃねぇ? アルミ丸パイプにドリルで穴を開けて、必要な金具を取りければ「ぽっちゃりティンギー号」にピッタリサイズのマストが、、、後はセイルの調達だなぁ。  

9/22(火)AD25周年プロジェクト再開

 2017年1月から3年8ヶ月ぶりプロジェクト再開をお伝えいたします、東京担当の村山です。

 先ずは再開の経緯をざっくりと・・・

■2019年12月 大嶋社長が会議参加目的で東京へ出張される、ついでに下命「村山さん、ヨット東京で作ってください」「えっ???」

・課題1「作る場所が無い」

 関東第1MCの屋外に隙間スペースを探して保管庫を建てる事とした。

・課題2「設計図が無い」

 そもそも2.4mミニクルーザーも出来上がり外観図はあるが工法などは「工夫して作ってね」レベル、結果として大阪プロジェクトが挫折。

 クルーザー(船室があるヨット)に囚われず構造がシンプルなティンギー(船室が無いヨット)に作り替えちゃえ!どーせ設計図無いんだから同じ事。

■2021年1~2月 ティンギーについて調査開始。構造やら操船方法やら、完成形をイメージする為に調べはじめて「縦型の帆を持つヨットは逆風でも前へ進める」事を初めて知る。「追い風でしか進めない(横帆の)帆掛け船とは違うんだ!」大いに興味を持つようになって、ちゃんと帆走できる艇を作る計画を策定。

■2020年3月 計画承認

大嶋社長あてメール送信

代表取締役社長 大嶋 禎様

お疲れ様です、村山です。

掲題の件、下記の通りご相談させて頂きたく。

「ヨット制作 関東第1MCの計画について」

1.構造変更 ミニクルーザーをティンギーへ変更

名栗カヌー工房のキットには、マスト/セール等は含まれておりません。

これを既製パーツで調達し、構造もキャビンを持たないシンプルな構造のティンギーと致します。

※転覆しない自立構造のバラスト(船底の重り)は残します。

※日本ミラークラス協会 HP「自作について」で紹介されている「セーリング・シーロマン」のWebショップでパーツが調達できそうです。

2.関東第1MC 保管小屋

関東第1MCには、十分な保管スペースがありません。

敷地内に「単管パイプ」にて保管小屋の建設を予定しております。

3.艤装設計の為に基礎的なティンギー操船知識/技術習得

 マストなど主要な艤装品は重量、バランス、操作性を考慮した設計が必要ですが、経験値ゼロの状態です。都内で若洲ヨット訓練所の初級コース(4日間)を、村山、根岸2名での受講を考えております。

 第3項については根岸センター長から「勝手に引きずり込まないで下さい」とクレームがつきましたが、受講用にウエットスーツが必要事と分かると「蛤狩りの時に使えそう」とエサに釣られて参加する事となりました。

■計画承認を受けてプロジェクト再稼働

・2020年3月 保管小屋の建設着工 

・2020年4月 若洲ヨット訓練所の初級コース申込 コロナ禍で閉鎖、再開校するも受講順延中。

・2020年7月 保管小屋完成~8月大阪よりヨット転送~到着。

 

既にひっくり返してあるので型を抜き取って保管小屋へ収納。 

・2020年9月 関東第1MCの場内に保管していたカナディアンカヌーを場外の保管小屋へ吊り下げて保管する事とに。ウィンチを取り付けて、ハイ!この通り。

 

次週から2.4mぽっちゃり型ティンギーの着工に取り掛かります、乞うご期待!