10/24(土)船尾の調整作業へ!

10月24日(土)東京担当、村山です。
 前回気になっていた船尾の歪みを修正する為、先ずは現在の大きさと形を紙に写し取りました。


 それを綺麗な曲線で左右対称に仕上げます。関東第1メールセンターの文房具引き出しを開けてみると、4年前に購入した曲線定規が残ってました。この定規を使って2つに折った型紙に、船体から写し取った型に合わせ、滑らかな曲線を書き直します。


 2つ折りのままで曲線に沿って切り抜き~開くと左右対称の型紙が出来上がり。これを購入してきた松集成材に写し取ります。
集成材は安価で歪みや反りが無いし、ラダーを取り付けるので強度も必要、丈夫な集成材が丁度良さそうです。


 先ずは余分な箇所を切り落とします。と言うよりは新兵器の「丸ノコ」の試し切りを兼ねてます。あっと言う間に切断出来ました。


  続いてジグソーで切り抜き、適当な箇所にドリルで穴を空けておきました。


 こちらもスンナリと切り抜き完了、切り抜いた外側の板は、船体を矯正する為の治具として使用します。付いていた船尾の板も取り外しました。外してみると更に歪みが強くなって見えます。

  船尾の矯正も兼ねて、船体外部のFRPを行う為にモールド(船体の型)の2番と5番を取り付けて、船体を逆様に被せます。


 あちこちに気泡があって、ガラスクロスが浮き上がった箇所があります。グラインダーで削って平滑にしました。
 使用しているグラインダーは100mmタイプで、ローターカバーを外して紙やすりローターディスク125mmを取り付けています。2回ほどローター手に触れて、手袋に切れ目が付きました。
 危ないので125mm用のローターカバーを購入する事にしました。ホームセンターには在庫がなく、Netで注文しました。本体が729円で送料が880円、送料の方が高くつくんだ。まっ、安全の為には致し方無しでしょう。
削っている内に船首部分が薄くなって、1mm無い箇所も出てきました。船首にはアウトステムを貼り付けて、波切りを良くして強度もUPさせる狙いです。


 次週はいよいよFRP作業着手予定、好天を願う!

10/11(日)台風接近予報にも負けず作業進行中!

 東京担当・村山です。

 今週末は台風が接近、土曜日の作業は絶望的ですが日曜日なら台風一過で晴れているかもしれません。
 そんな期待を込めて早く荷物が到着する様、先週末のうちにアルミ丸パイプとFRP資材一式をNet注文しておきました。


〈10月7(水)〉  

 根岸センター長より「クロスとFRPは届いたけど、パイプは来てませんよ」との電話を浜松町で受ける。おかしいなぁ、Net上では配達完了になってるけど・・・あれ?請求先とお届け先が逆になってる・・・ 帰宅すると玄関から廊下まで4mのパイプが横たわっておりました、トホホ。

〈10月11日(日)〉              

台風一過となりましたが、快晴とまでは行かず。夕方から雨が降り出す予報なので早めに関東第1メールセンターへやって来ました。
 昨日の降雨のため、保管小屋とーマーチン号の廻りには金木犀のオレンジ色の花びらが降り積もってます。

 

 先ずは自宅に届いてしまった4mのアルミ丸パイプを取りに、センターのバネットで戻ります。
ベランダの物干し台から引きずり下ろしました。

 

 さて、艤装に着手しましょう。
  先ずはぽっちゃりディンギー号のぽっちゃり具合を測定、ウエストサイズを測ります。


2m94cm ガンネルを貼るには3mの薄板材が必要ですが、入手が難しいので2mの薄板材を継ぎ足して使用する事にしました。
・幅40mm×厚み7mm×長さ2m 9枚購入、3枚重ねて21mm厚とします。
・更にその外側には木目調の樹脂製モール 幅70mm程度の物を貼り付け、幅のはみ出しを「波返し」にします。

 ぽっちゃりディンギー号に試着してみると、おやぁ?左右対称になってません。
 右舷側(写真はひっくり返っているので左側)に歪な「くぼみ」を発見、、、むむぅ~気になるなぁ。


 削ってみたけど補修できるレベルでは無さそう。ここはやり直して綺麗に成形しましょうか。

 それから、ガラスクロスなど準備も出来たのでFRPもやり直しましょう。
 まっ、天気次第ですが。(湿度50%の場合は、船尾の成形、デッキの成形の為、ジグソーで切る抜きを行います。)

 引き続き製作は続きます。。。

10/3(土)マストを入手!

 10月1日(木)、Net検索で「ゆうこうマリン」でヤマハミニホッパーのセイル在庫を見つけました。27,880円也 思ってたより安い。セイル面積 5.18㎡?
 ヨットのセイルの大きさは面積で表されラフ(垂直辺)とフット(底辺)の長さは分かりません。因みにシーマーチンは 8.36㎡ これはメインとジブの2枚合計???益々分からなくなった。
 シーホッパー ノーマルリグ 7.7㎡、SRリグ 6.4㎡ 何しろミニホッパーは名前の通り小さい事だけは間違えなさそうです(ぽっちゃりディンギー号に合うかどうかは別として)。

 ヤマハの市販艇ならマストも探せば入手できるかも!
と言うこと事で、今度はマストを探します。おっと、早速ヒットしました。田中産業(中央区新富)DM協会のそばだ、近いな。ここは「ヤマハマリンカウンター築地」の運営も行っており調達できそう。
 早速聞いてみました「ヤマハミニホッパーのマストのお取り寄せは可能ですか?」
 メーカー在庫を調べて頂きましたが「生産中止になってから経年が長く、部品1つも残ってません」との事、トホホ残念。

 やっぱりマストは自作するしかなさそうです。
 そうと決まればセイルを入手するまでの事、その日にヤマハミニホッパーのセイル発注しました。今週土曜日(10/3)に届きます。

■ブーム
 取り付けられた部品はリベット鋲留されている。部品は個別に購入可能なので、後はリベット留が出来れば良い。必要な工具2点、ドリルとリベッターは準備出来ている。取り付け位置、向きなどシーマーチンからフルコピーすれば良い。

■マスト
 2本接ぎのマストは、差込部分が細くボトルネック形状に絞り込まれている。この形状加工はとても無理。
そこで、太さの違うアルミ丸パイプで、外径と内径が一致する物を探す事にしよう。

10月3日(土)

 「完成イメージ」をアレコレ思い巡らせてながら、本日も船体内側の研磨作業中です。
・アレコレとは?
①マストは自作可能(ハードルの高いチャレンジではありますが)
②本日、ヤマハミニホッパー用のセイルが届くので、サイズ図ってマストの部品を決める事にしております。

 グラインダー片手におが屑まみれになった昼過ぎ、ヤマトさんが「ミニホッパーセイル」の配達でやって来ました。
 受取にサインすする間に船体を見ながら「これはお仕事と別にやってらっしゃるんですか?」
 不思議に思われるのももっともな事、「会社の行事でヨット作ってます、届けてもらったのはセイルです。ありがとうございました。」
 車ならエンジン、飛行機なら主翼、何しろ重要なパーツであるセイルが準備出来ました。

早速ひろげて実測します。

  
 ラフ(垂直辺) マストを通す部分は思ったより湾曲してました。帆走する時はブームバンクと言う滑車付きパーツでテンションを掛けて、マストを撓らせるのでマストは4.7m+セイルが被らない分だけ必要です。

 面積は直角三角形の公式 底辺×高さ÷2 4,550×2,250=5,118m㎡ 凸型に膨らみを持つので 5.18㎡ になるのでしょう、多分。

 更にシーマーチンのマストを通してみました。おや?!マストが太くて先まで入って行きません。

 
 良かった、外径50mmのアルミ丸パイプを予定してましたが(シーマーチンが50mm)、細いサイズを探す事とします。

・マスト(トップ)外径40mm 厚み2mm 長さ 4m
・マスト(ベース)外径45mm 厚み2mm(内径 41mm)
 長さ 4m 2.5mはブーム用/1.5mはマスト(ベース)でカットして使用します。
 マストのトップ外径とベース内径には 1mmの隙間があり、この間は塗装などで調整する事にします。

 ここで改めて船体の長さを実測。


 2,770mmありました。2.4mだと思い込んでいましたが、実際は 570mm長い船体です。

 完成イメージが固まりました。

 マスト位置は船首から 500mm マストから船尾 2225mm ブームが2,500mmとして275mmはみ出します。
 船尾とブームの先には「メインシートトラベラー」と言うロープを取り付けます(因みにヨット用語でシートとは、セイルを調整するロープの事)。
 これがはみ出して良いのか悪いのか、シーマーチンを参考に決める事にします。

■セイルと船体の中心点
 またまたヨット用語 セイルの中心点CE(センター of エフォード)、船体の中心点CLR(センター of ラテラル‣レジスタンス)が同じ位置にあるとバランスが良くなるそうです。
  出来上がりを組み合わせるので今更理想の位置にマストを立てられません。バラスト(クルーザーのパーツで自立構造の重りで転覆しない)で調整する事にします。

 次回作業は(湿度50%以下を前提に)船体のFRP強化を予定。準備の為にマスト用アルミ丸パイプと合わせてNetで発注しました。

■アルミ丸パイプ 4m×2本
・ストア名:アルミ材専門店Good Job!ヤフー店

■FRP資材一式
・FRP樹脂 4㎏×4缶
・アセトン 2ℓ
・硬化剤 200ml

 この艤装品(ヨット用語です、帆走に必要なものの)に合わせて、木材も必要です。
 FRP強化に続きマストを支えるデッキの骨子となるガンネル(船体の縁、波返しも兼ねます)の為に桧薄板 3m長から調達して行きます。
一気にヨットらしくなっていく予定、乞うご期待!