11/12(土) ガラスクロステープの巻き付け作業

東京担当・村山です。

11月12日、AM9:30 気温は11℃ほど。
前回の作業でヒントを得たので、インナーステム側のFRP作業の目処は立ちました。
アウトステム側にも接岸時の擦り傷など避ける為、ガラスクロスを二重にする計画は以前にも述べております。

しかしながら具体的な工法は、クロスを小さく切って上から樹脂を刷毛塗りを想定していたので、
難易度が高い事も先週の作業で学びました。

今度は経験を活かして、事前に工法を練る事とします。

先ずはweb検索で情報収集を開始します。
「ガラスクロスで検索!・・・おぉ~早速発見!ガラスクロステープ:端部の横糸は折返しになっているので、ほつれたりしません」と商品説明に記されています。
このテープを幅の半分を重ねながら、螺旋状に巻けばガラスクロスは二重になって、強度を確保出来るでしょう。

また、最も薄いタイプなので、真鍮の光沢も失う事なく、FRP加工が出来そうです!
購入:ガラスクロステープ,#100(t≒0.12mm),25mm×150m 1巻 ¥6,080也
包帯の様にアウトステムにクルクル巻く訳ですが、カミソリや自転車で生傷の耐えない私にとってはお手の物です!

大阪の宮内さ~ん、これってマストに使えますよ、きっと!

本日使用するパーツと工具:アウトステムと作業台、工具はグラインダー・サンダ・ハンディルーターには、
金属研磨円錐形ビット装着、接着剤スーパーⅩを準備しました。

前準備の工程は下記です。
①グラインダー 真鍮フラットバーのはみ出しを杉材を一緒に削ってしまいます。同時に杉の木目を出す事もできます。
②サンダで仕上げます。
③真鍮フラットバーの保護シールを剥がします。グラインダーで削った後が、溶着していたり、バリが出ていたのハンディルーターで取り除きました。
④接着剤スーパーⅩは、クロステープの仮止めなので、アウトステムの接着面(内側)に薄く間隔を空けてポチ塗りしておきました。

真鍮フラットバー溶着バリ有り
真鍮フラットバー溶着バリ有り
真鍮フラットバー溶着バリ取除き後
真鍮フラットバー溶着バリ取除き後

さて、クロステープの巻き付けに取り掛かります。
購入品は150m巻きで、直径15㎝以上ありそうです。包帯の様にクルクルとは行かないので、2mほど取り出してカットしました。
真鍮フラットバーのサイズは幅15mm×長さ1m、杉材は同じく幅15mmに削ってあり、厚み6mm、長さは1.8mありますが、上側の40㎝はデッキ・ガンネルに合わせてカットする予定です。
カットする部分を除いて、ガラスクロステープを巻き付けました。

仕上りを見ると、包帯と違ってガラスクロスの縦糸に伸縮性が無いので、巻き付け方向の下側の糸が突っ張ってしまい、クロスの網目にも歪が出て、なんだかミイラみたいです。
ポリエステル樹脂を塗ったら透明になって、真鍮の光沢が浮かび上がる事を期待しましょう。

アウトステム上側
アウトステム上側
アウトステム下側
アウトステム下側

次回は、アウトステムをエポキシ接着剤で船体に取り付けます。
上からポリエステル樹脂を塗ったら、ガラスクロスを1枚かぶせる予定です。