10/29(土) グラスクロスの補強

東京担当・村山です。

久々にカナディアンカヌー本体をMC 屋外へ引っ張り出しました。
中断していたFRP 作業を再開するために、船首側の船底にグラスクロスを重ねて補強します。
幅50cm 長さ80cm 程のクロスなので一人でも充分対処可能な大きさです。

気温20.8℃、43% 曇り。
試し塗りをには、ベストコンディションとは言えませんが、前回7月に比べれば贅沢は言えません。
今年は台風など週末天候に恵まれる事がなく、2ヶ月半待って漸く再開します。

ポリエステル液の一斗缶のキャップを開けると、注ぎ口に硬化した塊がこびり付いていました。
注ぐのに支障は無さそうなので、このまま使用します。

中心から塗り初めてクロスを伸ばす様に刷毛を走らせると、200cc で計量した樹脂を使い切って丁度よくクロス全面を塗り終え増した。
時間は10分弱経過、それでも未だ硬化してません。温度差からでしょうか?
7月と大きく違う点です。
硬化が始まると、2ヶ所でクロスが浮き上がって気泡ができました。

ひとつはインナーステムにかかる両舷にクロスを折り返した所に。
もう一ヶ所は何故か縦一直線に15cm程の気泡?何でこんな所にできるんだ?
完全に硬化してから、改めて見直すと下地になっているクロスの布端に沿ってます。

クロスの切り端は、切断面に対して縦糸が樹脂を吸ってラッパ状に毛羽立っており、これが膨らみとなって重ねたクロスを浮き上がらせ、気泡となった様です。
また、横糸が綻んだ箇所はミミズ腫れの様なデコボコが出来てしまいます。
「思った以上に難しいな」ガラスクロスの綻びを最小限にするには、丁寧に切ったら直ぐに刷毛塗りを行う必要がありそうです。
観察を重ねつつ、硬化を待っていると17時を過ぎて辺りは暗くなり、本日の作業は終了です。