10/3(土)マストを入手!

 10月1日(木)、Net検索で「ゆうこうマリン」でヤマハミニホッパーのセイル在庫を見つけました。27,880円也 思ってたより安い。セイル面積 5.18㎡?
 ヨットのセイルの大きさは面積で表されラフ(垂直辺)とフット(底辺)の長さは分かりません。因みにシーマーチンは 8.36㎡ これはメインとジブの2枚合計???益々分からなくなった。
 シーホッパー ノーマルリグ 7.7㎡、SRリグ 6.4㎡ 何しろミニホッパーは名前の通り小さい事だけは間違えなさそうです(ぽっちゃりディンギー号に合うかどうかは別として)。

 ヤマハの市販艇ならマストも探せば入手できるかも!
と言うこと事で、今度はマストを探します。おっと、早速ヒットしました。田中産業(中央区新富)DM協会のそばだ、近いな。ここは「ヤマハマリンカウンター築地」の運営も行っており調達できそう。
 早速聞いてみました「ヤマハミニホッパーのマストのお取り寄せは可能ですか?」
 メーカー在庫を調べて頂きましたが「生産中止になってから経年が長く、部品1つも残ってません」との事、トホホ残念。

 やっぱりマストは自作するしかなさそうです。
 そうと決まればセイルを入手するまでの事、その日にヤマハミニホッパーのセイル発注しました。今週土曜日(10/3)に届きます。

■ブーム
 取り付けられた部品はリベット鋲留されている。部品は個別に購入可能なので、後はリベット留が出来れば良い。必要な工具2点、ドリルとリベッターは準備出来ている。取り付け位置、向きなどシーマーチンからフルコピーすれば良い。

■マスト
 2本接ぎのマストは、差込部分が細くボトルネック形状に絞り込まれている。この形状加工はとても無理。
そこで、太さの違うアルミ丸パイプで、外径と内径が一致する物を探す事にしよう。

10月3日(土)

 「完成イメージ」をアレコレ思い巡らせてながら、本日も船体内側の研磨作業中です。
・アレコレとは?
①マストは自作可能(ハードルの高いチャレンジではありますが)
②本日、ヤマハミニホッパー用のセイルが届くので、サイズ図ってマストの部品を決める事にしております。

 グラインダー片手におが屑まみれになった昼過ぎ、ヤマトさんが「ミニホッパーセイル」の配達でやって来ました。
 受取にサインすする間に船体を見ながら「これはお仕事と別にやってらっしゃるんですか?」
 不思議に思われるのももっともな事、「会社の行事でヨット作ってます、届けてもらったのはセイルです。ありがとうございました。」
 車ならエンジン、飛行機なら主翼、何しろ重要なパーツであるセイルが準備出来ました。

早速ひろげて実測します。

  
 ラフ(垂直辺) マストを通す部分は思ったより湾曲してました。帆走する時はブームバンクと言う滑車付きパーツでテンションを掛けて、マストを撓らせるのでマストは4.7m+セイルが被らない分だけ必要です。

 面積は直角三角形の公式 底辺×高さ÷2 4,550×2,250=5,118m㎡ 凸型に膨らみを持つので 5.18㎡ になるのでしょう、多分。

 更にシーマーチンのマストを通してみました。おや?!マストが太くて先まで入って行きません。

 
 良かった、外径50mmのアルミ丸パイプを予定してましたが(シーマーチンが50mm)、細いサイズを探す事とします。

・マスト(トップ)外径40mm 厚み2mm 長さ 4m
・マスト(ベース)外径45mm 厚み2mm(内径 41mm)
 長さ 4m 2.5mはブーム用/1.5mはマスト(ベース)でカットして使用します。
 マストのトップ外径とベース内径には 1mmの隙間があり、この間は塗装などで調整する事にします。

 ここで改めて船体の長さを実測。


 2,770mmありました。2.4mだと思い込んでいましたが、実際は 570mm長い船体です。

 完成イメージが固まりました。

 マスト位置は船首から 500mm マストから船尾 2225mm ブームが2,500mmとして275mmはみ出します。
 船尾とブームの先には「メインシートトラベラー」と言うロープを取り付けます(因みにヨット用語でシートとは、セイルを調整するロープの事)。
 これがはみ出して良いのか悪いのか、シーマーチンを参考に決める事にします。

■セイルと船体の中心点
 またまたヨット用語 セイルの中心点CE(センター of エフォード)、船体の中心点CLR(センター of ラテラル‣レジスタンス)が同じ位置にあるとバランスが良くなるそうです。
  出来上がりを組み合わせるので今更理想の位置にマストを立てられません。バラスト(クルーザーのパーツで自立構造の重りで転覆しない)で調整する事にします。

 次回作業は(湿度50%以下を前提に)船体のFRP強化を予定。準備の為にマスト用アルミ丸パイプと合わせてNetで発注しました。

■アルミ丸パイプ 4m×2本
・ストア名:アルミ材専門店Good Job!ヤフー店

■FRP資材一式
・FRP樹脂 4㎏×4缶
・アセトン 2ℓ
・硬化剤 200ml

 この艤装品(ヨット用語です、帆走に必要なものの)に合わせて、木材も必要です。
 FRP強化に続きマストを支えるデッキの骨子となるガンネル(船体の縁、波返しも兼ねます)の為に桧薄板 3m長から調達して行きます。
一気にヨットらしくなっていく予定、乞うご期待!

9/27(日)本日より着工開始!

9/27(日) 天気:曇りのち晴れ   作業時間:10:00~15:00

東京担当・村山です。

 さて、肝心のヨット船体ですが型を外した以外に未だ何も触っておりませんでした。

 本日より着工致します。

 と、前置きしながらも、保管小屋内の整理を少々。

 ウィンチで吊り上げた高さから、あと10㎝高くしたい!端材の木材3点(全320円也)を買ってきました。

一番長い角材を真っ二つに切ると高さ15㎝、これらをインパクトドライバーでネジ止めして出来上がり。保管小屋のコンクリートブロックとアルミパネルの間に差込んでカヌーを持ち上げました。

 

 さてさて、ついに「ぽっちゃりティンギー号」着工します。

 先ずは内側のサンディングから開始!カナディアンカヌーでも使った「ラバーパット」をディスクグラインダーに装着~丸形紙やすりのディスクを取り付けてサンディングします。

 作業開始から5分もたたずディスクが目詰まりしました。

原因は溢れた木工ボンド、カナディアンカヌーでも手を焼いたアイツです。

ニッパーやら、彫刻刀やらでチマチマとボンドの塊を取り除きながらグラインダーで削っていきます。

地味な作業でヘトヘト、削った量はこれだけです。

  台風シーズンとなりましたので、ロープで保管小屋をくくり付けて本日の作業終了です。

「ぽっちゃりティンギー号」は船体の強度UPが必要です。風と波の抵抗を、推進力に変える強固な足腰を備える必要があります。

 オークションで入手したヤマハシーマーチンSの船体を眺めて気づいた事があり調べみました。船体のヘリが2㎝程下側へ迫り出しおり、これには「波返し」の機能がある様です。 カヌーには無かった構造で、ガンネル貼り作業で「波返し」を取り入れながら、分厚くして構造強化も図る事とします。

9/26(土)ネットオークションでヨットを落札!?

9月26日(土)10:00AM 弱い霧雨のなか、関東第1MCへ一人やって参りました。東京担当・村山です。

さて、実は先週9/15 Netオークションでヨットを落札しました。以下、先週まで遡ってその経緯を少々。  

日時:2020年9月15日17:54 大嶋社長よりmail返信メールを受け取る。
■件名:Re:Netオークション調達:ヨット制作計画
社長です。了解しました。頑張って完成させよう!

えー、一体何をご了解いただいたかと言いますと・・・下記はその往信メールです。

■Netオークション調達:ヨット制作計画
お疲れ様です、村山です。
ヨットは大阪より転送後、新設した保管小屋へ収納しました。
今週末より本体着工致します。そこで、ネットオークション(ヤクオフ!)に調達したいパーツ等が出品されており、こちらの入札、購入を許可願いたく。 ①ヤマハ シーマーチンS(欠品なし)
・マスト、セール…流用してウッドティンギーを帆走させます。
・取扱説明書…制作に重要な参考資料です。
・ティンギーランチャー(FACTORYZERO社製)…実際に帆走させる時、出艇用に必要です。
・船体…展示用に大阪へ返送後、関東1MC保管小屋へ収納、AD:東京ヨット倶楽部 主艇として使用。 

色々と許可をいただいた、社長には感謝です!!

■9月19日(土) 
 オークション落札~千葉の東金市から引き取りして参りました。写真①

 3本繋ぎマストのマストを組み立ててみたら想像以上の高さ、5mはあるでしょうか。 またブーム(マストの下側を支える横向きのポールです)は2.4m.ぽっちゃりティンギー号の全長と同じです。

  正直、デカ過ぎて流用は難しいかな? 3分割のマストの2本だけ継いだら調度いいかも知れません。
取り合えずこの日は保管小屋の対面 水道の脇に収納する事に。
保護用のUVシートで包みました。
 

■さて、霧雨のふる9月26日(土)です。
 センターの軒先下でセイルを広げてみました。
 メインセイル、ジブセイル 「スリープ・リグ」と呼ばれる2枚のセイルを持つタイプです。
 このタイプが一番カッコ良くてAD:DAISENのロゴを彷彿させます。 メインセイルの高さは4.7m、前後長はジブ+メインで3.9m、ヤマハ シーマーチンSの全長と同じでした。
 
 バウスプリット(帆船の船首から前方へ伸びている棒)を付けて全長3mに伸ばしたとしても、もう少し小さいセイルが必要です。 既成サイズで量産されているセイルを探す事とします。  

■シーマーチン 補修 リベットの打ち直し
 営業車のカートップで搬送した時、固定するロープの掛け方が悪くて金具が取れかけてます。
 これを直すために専用工具「リベッター」とリベット鋲を購入しました。 取れかけた金具をドリルを使って取り除き~新しいリベット鋲を工具で打ち込みます。
 
 「バチン!」と音を立てて「シャフト」が切り取られ、「フランジ」と呼ばれる部分が内側で塑性変形して抜け止めします。
 
 綺麗に仕上がりました。ん?!これがあればマスト自作出来るんじゃねぇ? アルミ丸パイプにドリルで穴を開けて、必要な金具を取りければ「ぽっちゃりティンギー号」にピッタリサイズのマストが、、、後はセイルの調達だなぁ。  

9/22(火)AD25周年プロジェクト再開

 2017年1月から3年8ヶ月ぶりプロジェクト再開をお伝えいたします、東京担当の村山です。

 先ずは再開の経緯をざっくりと・・・

■2019年12月 大嶋社長が会議参加目的で東京へ出張される、ついでに下命「村山さん、ヨット東京で作ってください」「えっ???」

・課題1「作る場所が無い」

 関東第1MCの屋外に隙間スペースを探して保管庫を建てる事とした。

・課題2「設計図が無い」

 そもそも2.4mミニクルーザーも出来上がり外観図はあるが工法などは「工夫して作ってね」レベル、結果として大阪プロジェクトが挫折。

 クルーザー(船室があるヨット)に囚われず構造がシンプルなティンギー(船室が無いヨット)に作り替えちゃえ!どーせ設計図無いんだから同じ事。

■2021年1~2月 ティンギーについて調査開始。構造やら操船方法やら、完成形をイメージする為に調べはじめて「縦型の帆を持つヨットは逆風でも前へ進める」事を初めて知る。「追い風でしか進めない(横帆の)帆掛け船とは違うんだ!」大いに興味を持つようになって、ちゃんと帆走できる艇を作る計画を策定。

■2020年3月 計画承認

大嶋社長あてメール送信

代表取締役社長 大嶋 禎様

お疲れ様です、村山です。

掲題の件、下記の通りご相談させて頂きたく。

「ヨット制作 関東第1MCの計画について」

1.構造変更 ミニクルーザーをティンギーへ変更

名栗カヌー工房のキットには、マスト/セール等は含まれておりません。

これを既製パーツで調達し、構造もキャビンを持たないシンプルな構造のティンギーと致します。

※転覆しない自立構造のバラスト(船底の重り)は残します。

※日本ミラークラス協会 HP「自作について」で紹介されている「セーリング・シーロマン」のWebショップでパーツが調達できそうです。

2.関東第1MC 保管小屋

関東第1MCには、十分な保管スペースがありません。

敷地内に「単管パイプ」にて保管小屋の建設を予定しております。

3.艤装設計の為に基礎的なティンギー操船知識/技術習得

 マストなど主要な艤装品は重量、バランス、操作性を考慮した設計が必要ですが、経験値ゼロの状態です。都内で若洲ヨット訓練所の初級コース(4日間)を、村山、根岸2名での受講を考えております。

 第3項については根岸センター長から「勝手に引きずり込まないで下さい」とクレームがつきましたが、受講用にウエットスーツが必要事と分かると「蛤狩りの時に使えそう」とエサに釣られて参加する事となりました。

■計画承認を受けてプロジェクト再稼働

・2020年3月 保管小屋の建設着工 

・2020年4月 若洲ヨット訓練所の初級コース申込 コロナ禍で閉鎖、再開校するも受講順延中。

・2020年7月 保管小屋完成~8月大阪よりヨット転送~到着。

 

既にひっくり返してあるので型を抜き取って保管小屋へ収納。 

・2020年9月 関東第1MCの場内に保管していたカナディアンカヌーを場外の保管小屋へ吊り下げて保管する事とに。ウィンチを取り付けて、ハイ!この通り。

 

次週から2.4mぽっちゃり型ティンギーの着工に取り掛かります、乞うご期待!

1/24(火)東京プロジェクト後日談。

 東京担当・村山です。

 今回は完成したカヌーの後日談を少し、お話したいと思います。

 開始当初は入梅前完成が目標でしたが、結局は略1年を費やして何とか仕上げました。社員総大会でお披露目できた事は、ご協力頂いた全ての方々にとって誉れと感じております。

 やってみなけりゃ解らない事ばかり、苦労はありましたが、オモチャを買ってもらった子供の様に全て楽しい時間でした。

 さて、ここからは航海編のスタート。出航計画は以下の通りです。

 『25周年記念プロジェクト HANDMADE SHIP 船名大募集!』

 2.4mミニクルーザーも命名しちゃいましょう。そーねーAD:DAISEN創業の地(此花区常吉)で作ってるので、それっぽい名前がいいんじゃない。ビックバン 宇宙の起源とか、遣隋使や遣唐使も出航地は大阪らしいし。名前と一緒に『帆』のデザインも決めちゃえば?

 ミニクルーザーが発祥地なら、カナディアンカヌーは開拓地と言った所かな、東方見聞録のジパングとか・・・

 出来た限りは直ぐ乗ってみたい!2月中に命名して進水式までやってしまいたい!

 事務局のみなさん、よろしくお願いします。

1/15(日)完成!!

【1月15日 晴れ 最高気温4℃の寒い日】

 東京担当・村山です。

 今週末土曜日21日は社員総大会、本日完成させます 4.8mカナディアンカヌー!

 先ずはリギング部分、ガンネルに取り付けたパーツ、クサビやタボ、そしてガンネルの断面をサンディングします。根岸課長と2人して、手にはグラインダーして速攻スタート!

 「どーします?ココ、フラットにするか、角度付けちゃうか」「角度つけちゃおー」パーツ毎の相談も、決定まで10秒以内。あっと言う間に仕上げて、艇をひっくり返します。

 型が入っている時は重くて、スマホ紗紀事故(スマホを台車で踏むなどして破壊すること 5月21日の稿参照)が起こりましたが、今回は軽く30kg程度でヨークなど掴めるパーツも付いており難なくクリア、ここから更に激しくサンディング底面のサンディング開始です。

 二人がかりでグラインダーで削りまくって、辺りは真っ白け。午前中でこの作業を仕上げました。

男 根岸徹 最終仕上げサンディング中

 さて、最終工程 アクリルウレタンの塗布です。FRPと同様の作業と想像してたけど、全く別物でした。FRPは樹脂の手積みが粘土細工的ですが、アクリルウレタンは完全に塗料。ベースメイクのファンデーションとマニキュア程の差を感じます(実際に爪に付いちゃって、マニキュア塗ったみたいになった)。刷けもサクサク動くので、この作業は根岸課長に任せて、ディスプレイ台の組立に掛かります。

 昨晩の夜なべでホゾまで切ってあり、スチール製のTV台座に組み付けるだけ。ボルトを通す穴をドリルを空けたり、補強金具と一緒に木ネジをドリルドライバーで打ち込んで行きます。

 アクリルウレタンも程よく乾いた所で、記念撮影。

1月15日完成して安堵の根岸課長

 ディスプレイ台に載せてベルトで高さを調節しました、これもいい感じに決まってます。

続けてディスプレイ台も完成

 やりました、4.8mカナディアンカヌー完成です。

完成記念自撮り2ショット(右:村山、左:根岸)

 お披露目会場の大阪までトラックもチャーター済み、後は会場で 乞うご期待!

1/9(月)追い込んでいきます!

【1月9日 成人の日 雨のち曇り】

 東京担当・村山です。

 祝日月曜日はメールセンターはフル稼働状況、しかも雨が降っているので軒先までしか入出荷資材が置けず、カヌー作業スペース確保できません。

 雨雲ズームレイダーを見ると、直ぐ西側には雲がなく昼ごろには日差しも出るとの予報。「この辺りはもっと早く雨がやむ」と見切って艇を軒先の外まで引っぱり出しました。雨で昨日作業のサンディング糟を流してしまおうと、雑巾で拭いては絞りますと、お米のとぎ汁の様な白い水が溢れ出ます。

 お昼近くになって漸く雨が止みました。

雨上がりのメールセンター

 雨で半日作業が遅れ、若干の焦りを感じ始めました。残りの工程を逆算します。

■最終日15日 最終のアクリルウレタン(自動車塗料 ロックペイント 150-3150 マルチトップクリヤーMR(標準) 硬化剤付セット 5kg 11,664円也)の塗布作業で完成。出来るならトラック積載用の簡易梱包

■最終日前日14日 リギング仕上げ 硬化済みのクサビやタボ材のサンディング。ひっくり返して船体底面のサンディング。出来るならディスプレイ台組立。

■本日 スォード、ヨークの接着とクサビ打ち。台座のパテ埋め。

 ディスプレイ台の材料購入(テレビ台に組む木材と補強金具、ベルトと緩衝材)

 エポキシ接着剤の硬化時間を考えると、今接着した物が硬化するのが22時。ギリギリのスケジュールですが、出来ない工程ではありません。

と言う事で本日も写真を残す余裕もなく、ひたすらヨーク/スォードの角度合わせ~チョッと削ってはガンネルに当ててみる作業を繰り返して19時頃にパテ埋め迄を終えました。

 そこからホームセンターでディスプレイ台用 2×4角材6F,ナイロン平ベルト38mm幅 5m,D型ゴムクッション,その他金具類も店頭で完成図をイメージしながら選びました。購入後メールセンターに戻って21時。

 台の加工時間が残っていません。 「車貸して」結局、上記の6フィート長2×4角材とノコギリを自宅に持ち帰って、自宅のリビングでホゾを切る事にしました。トリマーなど電動工具が使えかいので暫く筋肉痛が残りましたが、屋内作業なので明るく暖か。ゴールも見えてきて、鋸引く手にも力がこもります。ホゾ切り作業が完了したのがもう夜。早く帰って寝ることにします。

1/8(日)粉まみれになりながらの作業

【1月8日】

 東京担当・村山です。

 本日はメールセンターは休業日、私こと村山と根岸課長2名で9時から作業を開始しました。

 グラインダーを1台追加して2台で船体をサンディングします。リギングが途中なので、船底部を除いてサンディングしました。

根岸課長のグラインダーが唸る

 合間を見て、スォード台座の反対側の削り出しと、ガンネルにも台座を取り付けて強度を増す分、硬化時間か掛かるエポキシではなく、低温対応10時間硬化タイプを使用して、硬化待ち時間を短縮する作戦です。

 ヨークはスォードより更に難しく、角度合わせに必要な隙間にはエポキシパテを詰める事とします。

 グラインダーやら、トリマーやら手持ちで削りまくった為、腕が上がってパンパンです。何の作業をやってたか記憶も曖昧。ただ根岸課長が削られたFRPのカスで真っ白けになりながら手伝ってくれた事だけ覚えてます。

1/7(土)寒さに負けず、屋外作業。

【1月7日】

東京担当・村山です。

 極寒の1日です。風が冷たい「あれ?!小雪が舞ってる」

 凍えながらドリルでタボを打ち込む穴を開けていきます。用意したエポキシ接着剤は「低温時における接着補修(-5℃でも硬化可能)」の冬用。硬化時間も10時間と早いタイプ、接着剤にも拘って総大会出荷締め切り1/15(日)完成を目指します。

 しかし、こちらの勢いとはウラハラにドリルの切れ味がイマイチ。貫通時に穴の周にバリが出てガンネルの杉板が欠けてしまいます。「うぅ~ん、このドリルはモーターが死んでますよ」と根岸課長より声をかけられました。そーか、腕が悪いせいじゃないのか、即ドリルを交換して残りの穴を開けました。

 さて、ここからが難しいリギング作業。グリップ(船首と船尾 計2ツ)、ヨーク(逆さにして肩に担いで運搬する為の棒)、スォード(補強する棒で椅子の名残)を取り付けます。

 見た目も目立つし、用途から強度も要求されるパーツです。FRP作業が出来なかった夏の間に削り出しておいた物です。これをガンネルの幅と確度に合わせて、接着面をグラインダーで削ってピッタリ合わせたら、ドリルでガンネル側から穴を開けて、丸棒にクサビを噛ませて打ち込みます。

 グリップから開始。

 船首船尾の先端に向かって幅が狭まる部分に取り付けるので、ガンネルの角度(左右はハの字に下部が幅広)に合わせてグラインダーで削り、ピッタリ合う位置まで前後に押し込めばOK、見事にピタッと合いました。

グリップ取り付け

 続いてはスォードです。水抜き間欠があるので、取り付け位置は固定されます。取り付け位置でガンネルの上端に沿って、赤ペンで目安のラインを入れました。ココが一番短くなる場所で、削り過ぎないに注意して、斜めに角度を付けて削って行きます。左舷側を合わせたら右舷側を削ります。時刻は16時、冷え込んで薄暗くなってきました。

さて、粗方削って取り付け位置でガンネルに合わせます。あれっ・・・左右で天地が逆に削ってる・・・やってしまった大失失敗だ、どーしよう。

 本来は左右の接着面が台形になるところが平行四辺形となり、台形に削り直すと幅が2mm足りません。強度と見た目からこのままでは使えず、削る出しをやり直すにも材料も時間もありません・・・やばい、どーする?

 切り出した端材で台座を作る事にしました。スォードの削り出した楕円を紙になぞり写して、くり貫く事にしました。台座に使う端材はスォードと同じアマゾンジャラの20mm厚板を、ガンネルと同じ大きさ100×27mmに切ります。

 10ヶ月振りにトリマー(BOSCH パワートリマーPMR500)を引っぱり出してビットを取り付け、手持ちで楕円をくり貫いてガンネルを通します。この台座にもクサビを打ち込んで、ガンネルとスォードを固定します。

 トリマーくり貫き開始した頃には日も暮れて、照明を付けての屋外作業となりました。そもそも、2つのパーツを合わせるだけでも難しいのに、台座が増えて難易度は二乗倍の難関となっています。台座に貫通させた穴の角度がなかなか合わず、結局スォードより一回り大きくして角度を合わせました。既に時間は19時を過ぎ、余りの寒さに本日の作業は終了です。

1/4(水)いよいよガンネル貼り付け作業へ!

【1月4日 晴れ】

 東京担当・村山です。

 センターは朝からフル稼働状況、入荷出荷のパレットが所狭しと並べられ、トラックをフォークリフトがひっきり無しに行き来しております。

 さて、4.8mカナディアンカヌーはリギング作業へ進みました。リギングって何?

 Web検索すると「帆船模型のマストに張るロープワークの事」、カナディアンカヌーにはマストや帆は無いので、「デッキ、ガンネル、ヨーク、シートなどカヌーの中でも最も目に付く箇所」とマニュアル記されております。「オリジナルティーを発揮できる箇所」との記載もあって、本イベントに相応しい事を思い付きました。

 『アド・ダイセン25周年プロジェクト この四半世紀の沿革と、更なる未知のフィールドへの航海の象徴となる 超カッコいい船名を公募しよう』

 デッキも公募用に手を着けずに残しておく事にしようー!(未完成のゴマカシじゃねーか?ちっ、違うもん!)

 と言う事でデッキは棚上げ、ガンネルの仕上げ作業にかかります。艇の中に溜った水が吐き出せるように、10cmの間欠をつけて内側の一層目をエポキシ接着剤で貼り付けます。上端以外は見えないので手早く作業を進めます。

内側ガンネル_水抜き用の間欠を接着中

 次に内側二層目のガンネルを貼って、水抜きの10cmの短い箇所にはドリルで穴を開けてエポキシを塗ったタボを通して強度を高めます。

 グリップ、ヨーク、スォードは艇を持ち上げたりする為に付加か掛るパーツなので、40mm長に切ったφ8(直径8mm)の丸棒と、楔(クサビ)を自作する為に3mm厚の小さいブナ材の板(15×200mm)を買い揃えました。久々にディバイス作業台を引っ張り出して、丸棒を挟んではノコギリでクサビを差し込む溝を切っていきます。(締め切りに追われて写真ありません)

ガンネル貼り付け

 内側ガンネル_水抜き用の間欠を接着中根岸課長にも手伝ってもらって、何とかガンネルを貼り終えました。